牧尾栄春の穏やかな朝の一時を奪ったのは、聞き慣れた幼なじみの聲だった。針山桐葉の毒舌は相変わらずだが、見慣れぬメイド姿であった。エプロンドレスであるが、胸元の大膽なカット、ミニスカートとオーバーニ―ソックスのエロメイドスタイルである。メイドフェチの栄春は思わぬ眼福を得て目を覚ます。格好もさることながら、栄春の事をご主人さまと呼ぶ言葉遣いも気になる。桐葉は栄春の両親の留守中に、身の回りの世話とエロ趣味の矯正を頼まれた為だと言う。加えてメイドの格好は、メイドに逆らえないメイドフェチの弱點を突いたものであった。